急に発症するぎっくり腰は動くのをためらう程の強い痛みを伴うことが多く、非常につらいものです。
そもそもこの痛み、急性腰痛症と呼ばれており、筋膜の損傷、関節捻挫の症状ともいえます。
仙骨と腸骨の関節、仙腸関節に異常がみられる事が多く、左右の弾力の違いと腸骨の傾き(ねじれ)が見て取れます。
原因は様々ありますが特に多いのが股関節周辺の筋肉が固く拘縮しており、大きく体が傾いて歩く様子が見られます。
腰の骨(腰椎)に左右で違った圧力がかかっており、触診するとはっきり感じ取れます。
かなりの痛みを伴いますが、発症後1週間から10日で回復する事が多く、間違った対処をしない限り9割以上が元の状態に戻ります。
非特異的腰痛
骨折や打撲、交通事故等の明らかな原因がある場合をい除き、最近の研究では腰痛の原因は不明であると言われています
腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症等もこれが直接な原因でないと報告されています。
昔から重たい荷物を持ったからぎっくり腰になるのではありません、日常の些細な動き、いつもの動きでビリっと発症してしまうのです。
1,2週間前から疲労が溜まってませんでした?
何かしら腰や背中、お尻なんかに1週間前くらいから妙な違和感があり何となくやり過ごしてたら朝、顔を洗う時ちょっと屈んだ瞬間、電気が走ったような衝撃を感じて翌朝動けない、トイレにも這っていくしかなく激痛が・・
こんなパターンも多いようです
原因の特定は難しく、腰に関する痛みはまさに原因不明なのです
圧迫骨折等の特殊な痛みがある時は
①安静時は痛みを感じないが動き出しの瞬間、刺す様な鋭い痛みを感じる
②脚、下半身に力が入らない
③夜間痛があり、安静時も痛みが治まらない
④2,3日経過しても動けない起きれない強い腰痛
⑤普段より内臓疾患があり、(膀胱、卵巣、子宮、腎臓、尿管等)
安静時も痛む
この様な症状が出ている時は病院を受診して検査を受けてドクターの診断を仰ぐことが大切です。当院も整体の範疇を超えていると判断しましたら病院を勧めます。
ぎっくり腰の施術はどんなものか
痛みが出ているポイントを強く指圧したり揉んだりするのはご法度です、更に悪化します、昔ながらの冷やして安静は、状態にもよりますが10日以上長引くこともあります。
足首からふくらはぎ、股関節、臀部の筋肉、肩甲骨周辺、頸椎
最後に腰(腰椎)を施術していきます、座位、立位、横向き等まずは痛みを感じにくい体位で行います
ぎっくり腰、12年で860例以上の実績
考えられる原因がまさにその通りだと5分くらいの施術で痛みが半減、または回復することもありますが、概ね20分から40分で全身の筋肉の連携を確かめるために時間を要します。
施術ベッドでの体位変換するときが、痛みを感じる瞬間ですが、筋膜の緩みを感じ始めると動いてもスムーズに変化していき、回復までは時間の問題となってきます。
豆知識
ぎっくり腰を発症中にくしゃみが出そうになったら、両手はどこでもいいのので何かに捕まってハックションっとやることです
理由は横隔膜が激しく動くクシャミは腰骨(腰椎)にくっついてますので当然です。 咳も同じです
痛みを感じながら車の乗り降りも注意が必要です、屈む瞬間と伸ばす瞬間は痛みを感じる瞬間でもありますので、いったん下っ腹(丹田)に力を入れてから動くと大丈夫です
回復までの時間短縮に整体を
1回から3回の施術で回復される方が経験上最も多いようです
もちろん個人差、痛みの強弱差ありますが、深刻なケースでない、自力で動けるようであればすぐにご連絡ください。
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